今回は、東京でも特に有名で名のある老舗ラーメン店を紹介しましょう。
荻窪駅からほど近い場所にある、荻窪中華そば春木屋 荻窪本店です。
アクセスとしては、JR及び東京メトロ丸ノ内線の荻窪駅を出て徒歩3分程度。
大通りに面しているうえに、写真のように大きな暖簾が掲げられているので、基本的に迷うことはないでしょう。
ただし、同じ荻窪に春木家本店というラーメンと日本蕎麦を出すお店があるため、そこだけ間違えないようにしてください。
ここ春木屋は、戦後間もない昭和24年の創業で、もうすぐそこから70年という東京のラーメン界でもかなりの老舗と言えるラーメン店の1つ。
老舗らしく親しみやすい味わいの醤油ラーメンを提供しており、いい意味で変わらないのが春木屋の良さの1つだと筆者は思っています。
そんなわけで、今回もいつもの醤油ラーメンを注文。
腹が減っていたので、追加トッピングのチャーシューもお願いしました。
ちゃーしゅー麺 ¥1350
最初に言ってしまいますが、春木屋のラーメンはチャーシューやワンタンなどを追加すると、一気に値段が高くなるのがその特徴の1つではあります。
特に、チャーシューとワンタンの両方入れるとかなりの値段になります。
ただそれでも、筆者は春木屋に来るといつもそのどちらかを追加してしまうんです。
春木屋のラーメンのスープは、前述の通り優しい醤油味。
豚と鶏に煮干し・野菜など、様々な素材を使ってバランス良くまとめた和風味で、何度食べても飽きなさそうな仕上がりになっています。
ややオイリーなのも特徴的ですが、決して嫌な感じはしません。
むしろ、この脂分がスープに程よいパンチを与えてくれると同時に、蓋の役割をして冷めにくくなっているのがいいですね。
春木屋では麺は自家製で、毎朝早くからその日の気候に合わせて調整しつつ作っています。
手揉みを施すことでやや縮れた仕上がりになっており、そのおかげでスープとの絡みは抜群にいい。
個人的に、春木屋のラーメンで最も好きな部分はこの麺ですね。
トッピングは、ネギ・メンマ・チャーシュー・海苔と、これも至ってシンプルかつオーソドックスなものが入ります。
特に変わったところはありませんが、それが逆にいい。
値段が高いところが唯一の欠点かなと思うものの、それはラーメンを注文する前からわかっていたこと。
ボリュームはなかなかのもので、トータルでは十分に満足できます。
結局、麺もスープもトッピングもあっという間に完食。
飽きずに何度でも食べたくなるラーメンが、ここ荻窪の春木屋にはあります。
東京のラーメンの歴史を語る上では外せない名店の1つなので、ラーメン好きなら1度は春木屋には行っておくべきでしょう。
ちなみにここ荻窪以外に、吉祥寺にも支店があるのでそちらもどうぞ。
~店舗情報~
店名:荻窪中華そば春木屋 荻窪本店
住所:東京都杉並区上荻1-4-6
電話番号:03-3391-4868
営業時間:11:00~21:00
定休日:火曜日
荻窪中華そば春木屋公式HP:荻窪中華そば春木屋